『×-ペケ』ってマンガでマイナーすぎる習慣でギャグになってたのに、なにやらすっかりメジャーなイベントの恵方巻。
　まぁ豆まくより散らからないからいいのかもねぇ……近所のスーパーでは受験の祈願まで一緒くたにされてましたが。
　で、まるかじるロールちゃんのPOPが可愛いなあとちょっぴり癒されつつも、肝心のロールちゃんは売り切れ。おんなじコーナーの地元ケーキ屋の便乗商品、スイスロール大の恵方ロールがごっそり残ってて笑った。さすがにそれは手に持ってまるかじりは無理。

　恵方巻の起源の一説には花柳界で旦那のナニに見立てて舞妓さんに切らない太巻きを食べさせてたそうなので、下ネタとして楽しむのもある意味由緒正しいあり方でしょう。

　で、遠藤金融では社長を邪な意味で敬愛する従業員の皆さんが社長のために恵方を調べ、日本一おいしいと評判の太巻きを用意し、「なんかわからんが縁起物だからな」と、従業員の心遣いにちょっと感動しつつ下心にはまったく気づかず、社長がそれを召し上がる様を拝見するという……一番金のかからない福利厚生。
　一方カイジはといえば、兵藤さんちに呼ばれて、キレイどころのお姉さんたちの中で一人男の子で、良くわからないうちに屈辱的なコスチュームの着用と極太恵方巻きを食べることを強要され……しかもカイジの分だけ、種くりぬいて酢飯を詰めた生のゴーヤにしっとり海苔を巻いたもの。いろんな意味で拷問（しかも噛まずに食えとか無理難題吹っかけられてそう）。