カイジに限らず。

　江戸川乱歩好きなんですが、８月公開の映画のラインナップに『陰獣』とあったので、おおっ！と思ったものの……『フランス映画』って何の冗談だよ（原作は間違いなく江戸川乱歩の陰獣らしい）。

　フランスって自分の中で一番記憶に新しいのが『ミスユニバースのパンモロ和服コスプレ風衣装のデザインしたのがフランス人の方だったよなー』なので（パンツじゃなくてレオタードらしいですが）、日本のチラリズム文化がわかるのかと!?着物の裾が乱れてちょっと見えるのがいいんだろっ！いや、ミニでもいい……いいけど、せめてパンツが見えるか見えないかのせめぎあいの丈はないとダメ！
　ゼェゼェいいながら、でもフランスの人のみんながみんなあの感覚じゃなかろうと気を取り直し、キャストと公式サイトで予告見て目が点。
　……原作の筋書きだけフランスに持ってってもらって、原作以外100％フランス要素にしてもらった方がマシ。
　寒川がフランス人に、静子夫人が『フランス語を話す美しき芸者』に設定変更されてるのを見ると、勇次が凛子に性転換させられたのもまだ良心的に思えてくるよ……

　『陰獣』はできることなら『屋根裏の散歩者』を撮った実相寺昭雄監督に撮っていただきたかったけど、もう亡くなられてるんだった、そういえば……